感謝の気持ち
こんにちは!
今回のタイトルは「感謝の気持ち」にしました。
私は、転職、退職を経験しましたが、そのような経験をすることによって、この「感謝の気持ち」は身に染みて分かりました。
そのようないきさつをエピソードを交えて書いていきたいと思います。
私は、新卒で会社に入り、地方の営業所に配属されました。
どんな方がいるんだろう。うまくやっていけるだろうかなんて思いながらの、仕事始めでした。
その営業所の人数はというと、大体20人くらいでした。一番下の方は私より10個上で、上司は私の父と同じくらいの年でした。更に、嘱託社員の方はもう60歳を過ぎた方もいて、孫のように優しくしてくれる。まぁ、どことなく皆、家族でいるような環境でした(笑)
そして、そんな中私はというと、何とか人の役に立って利益を上げたいと思っていたわけです。営業活動は率先して行い、先輩にも負けじと頑張っていました。
そして、早くも2年目になり、直接指導して頂いた先輩が本社に戻ることになりました。
私自身、それまでがむしゃらに行ってきた営業活動もその時くらいから、歯車がかみ合わなくなってきた感じがしました。その先輩がいなくなったことによって、仕事の量も責任も増え、悩むことも増えました。
それから、しばらくたって体調不良で少しの期間、休むことになるのですが、その時に人一倍優しくして頂いた先輩の方がいました。
休んでいる期間も、電話やラインを頂き、復帰してから「ゴルフに行こう」と誘って頂いたので、一緒に行くことにしました。
そして、ゴルフの打ちっぱなしに一緒に行かせて頂き、その後、昼ご飯を一緒に食べながらお話をさせて頂きました。
その時の私は、なぜか100%自分の責任という考えが身についておりましたので、その先輩に「これからこういった部分を改善して、やっていこうと思っています」なんてことを言っていたような気がします(笑)
そんな私の話を聞いた先輩はこう言ってくれました。
「お前はただ座っているだけで良いんだよ。指導している先輩から言われたことを、ただ言われた通りやって、ただ座っているだけでいいんだから」
その先輩は、私の部署とは異なる別の部署になる為、同じ営業所とはいえ仕事内容については詳しくありません。私のことを心配して言ってくれたのだろうと思います。
それから、趣味のマリンスポーツの話をしてくれ、夏になったら一緒に行こうということになりました。
そんな話をして頂いた私はというと、そのような気遣いをして頂くことに対して凄く感謝しておりましたが、仕事に戻ると、まぁじっとしていることはできませんでした(笑)
今までずっと突っ走ってきましたからね。ブレーキの掛け方が分からなかったんです。
ちょっと休んでいる間に、自分がどのように動いていくべきか改善点を幾つか考えていたので、その上でやっていけばきっと大丈夫だと思っていました。
その後、半年間仕事は続けたのですが、私自身、そろそろ環境を変えたいなという思いがあったので辞めることになりました。
その先輩社員の方はその間も非常に親切にしてくれました。辞める時も、二人で飲みに連れって行ってくれて、話を聞いてくださいました。
その時も勿論、物凄く感謝していましたが、私の今のような状況になってそれが本当に身に染みるようになりました。
時折、思い出されるんですね。その先輩のことが。そのことが、私をどれだけ強くしてくれたのか分かりません。凄く自信になりました。
私のやってきたことが、決して間違えではなかったこと。誰かの為にできることをやろうとして、必至にやってきたことを見てくださっていた方がいたこと。
本当に感謝しています。
勿論、その方だけでなく他の方々にも非常に親切にして頂きました。やはりそれが私の今の心の支えになっています。
そのよう経験があるからこそ、私はまた営業の仕事をやりたいと思ったのだろうと思います。
今は、そんな方々からのご恩を何とかして返そうと、自分にできることの一つ一つを一生懸命やっています。
やはり、受けた恩は自分の最大限の力で返すべきだと思っています。そして、与えたものはすぐに忘れる。
そんなことに、ようやく気付きました。
目の前の人を大事にする、後輩におごってあげて話を聞いてあげる。今は、自分にできることを一つ一つやっているところです。
生涯をかけて、返していきたいなと思っています。
このブログもそうです。
自分でも、このブログは人口の95%の人の、役には立たないだろうなと思います。いや、それ以上かもしれません(笑)
でも、もし残り5%の方でも役に立てれば、それで良いんです。
自分が二十数年間、がむしゃらに進んできた中で見つけたもの。
もしそれが、今苦しんでいる人の少しでも役に立てばこれ以上、嬉しいことはありません。
こういった知恵や知識を自分のモノだけにしておくのはもったいないですからね。色々な方に助けられて、ここまでやってこれた私は書かないわけにはいきません。
いつもはてなスターを付けてくださる方、ブックマークを付けてくださる方、読んでくださっている方、本当にありがとうございます。このブログを書く上で、非常に励みになりました。
長くなりましたが、読んで頂きまして誠にありがとうございました。